現場検証
「ホームセンターって広いのに店員が少なくて、視覚障害者に利用できるの?」「バイキング形式の食事を体験したい」「スポーツジムって利用できるの?」
私たちは、目が見えないからといって最初からあきらめないで、親しいボランティアさんと現場に行って体験し、改善案を検討しています。

「行きたい場所に1人で自由に行きたい」という願いから、点字ブロックマップ作りに取り組んでいます。実際の現場を自分たちの足で歩き、歩数を数え、周囲の目印となる構造物や音、匂いなどを感じながら、私たちならではのマップに仕上げていきます。
街はどんどん複雑化していき、いったいどうすれば視覚障害者が自由に移動できるのか、晴眼の仲間と現地調査しながら知恵を出し合っています。
行政に提出する要望書に誤りがないように、現場に出かけていき、実際の様子を確認する地道な作業を大切にしています。
話し合いや学習会
障害者福祉の制度・利用しやすい交通機関・街づくりのための環境整備、その他、会員が持っている日常生活に関わる悩みや要望を話し合うために「要求を語る会」を毎年開催しています。

ここで出された事項を全員の問題として「愛視協要望書」にまとめ、名古屋市や愛知県に提出し、実現を目指すための話し合いを行っています。
台風、豪雨、洪水、地震…。視覚障害者は災害時、どうすればいいのでしょうか。ご近所のみなさんには普段からお願いしていますが、曜日や時間帯によっては力を借りられないこともあります。災害情報の収集、在宅避難の備え、避難所への避難方法、避難所での生活について、行政の防災担当者を招いて学習会を継続しています。
視覚障害者を含め、みんなが安心して暮らせる社会、みんなが主人公の社会をつくりたい。そんな願いから、人権や平和の学習会を積極的に開いています。
イベント開催
定期的にイベントを開催しています。


啓発活動
当事者である私たち自身が街頭に立って要求を語り、直接世論に訴える活動にも力を入れています。
すべての駅のホームに、転落を防止する安全な可動式ホーム柵の設置を求めて署名活動を継続しています。月に1度、駅前の街頭に立ち、愛視協の活動を理解し支えてくれているボランティアや他団体と協力して声を上げています。
行き交う一般市民の方から署名やご寄付、暖かい応援の声をいただき、元気をもらいながら活動しています。集まった署名は私たち自身で直接国土交通省に届けています。
行政交渉
愛視協のような任意団体の交渉に応じてくれる行政は少ないですが、粘り強く要請し、会員の実態や願いを伝えています。
交流
同じ障害を持つ仲間が共にそれぞれの思いを語る「中途視覚障害者の思いを共有する交流会」。福祉バスを利用して出かける一泊旅行や日帰りのレクリエーション。御馳走を食べながら一年を振り返る忘年会。歌や楽器演奏などを披露していただく新春文化の集いなどを開催し、会員相互の親睦と交流を図っています。
ボランティアの養成
視覚障害者を指導する歩行訓練士に講師をお願いし、愛視協活動を支えてくれるボランティアの養成を行っています。
連帯の活動
- 視覚障害者の権利を守る運動を支援する会
- 愛知県障害者(児)の生活と権利を守る連絡協議会
- 愛知健康センター
- 秘密法と共謀罪に反対する愛知の会
その他多数
愛視協ニュース
会員のみなさんに月間ニュースを点字、普通字、音声CD等でお送りしています。
連絡網
役員で分担して、電話、メール、ファックス等で必要な連絡を入れています。
専門部
- あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師が集う理療サークル「二日会」
- 平和憲法9条を守り、真に平和な日本を目ざす「愛視協9条の会」
備考
視覚障害当事者が主体的に活動を担っている団体です。反面、遠くから手を振られたり、普通字のお手紙をもらったりしたとき、どうしても反応が遅くなります。
ぜひ、直接のお声かけ、電話、メール等での念押しをしていただけると嬉しいです。 役員一同、誠実に応えたいと思っています。どうぞ、愛視協を、よろしくお願いします。